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クレーマー・クレーマー



自分の身は自分で守れ!!

私、今日ものすごい怒ってます。
そして、落ち込んでます。

あ、こんばんは、dazzling31です。

このやるせなーい気持ちを、ちょっと語りたいと思います。


お天気のあまりよくない冬のロンドン。
今日は日曜日ともあって、温かいカフェの店内は比較的混雑。

家でちっとも勉強がはかどらず、コーヒーも飲みたくなった私は、
カフェネロさんに行きました。
私がたいていいつも座っている席は、あいにく他のお客さんが座っていて
しかも、読書にふけっています。
これはしばらく空きそうにない。

結局、いつもは座らない、お店入り口近くの窓の席に座りました。
私の後ろはソファ席。
お向かいの同じ窓側席には、親子でしょうか、
おばあちゃまと娘さんらしき人が、楽しそうにおしゃべりしています。

私も席について、勉強始めました。
が。
もともと、私、一番入り口に近い1人席を狙ってたのですが、
コーヒー買う前にさっさと荷物を置いたおじさんに取られてしまい、
そこには座れず。
「なんだよ、おじさーん」と思いながら、見ていると、そのおじさんの背後の入り口に
うろうろしているイタリア系のおじさん発見。

店内の席はもういっぱいだったので、席を探しているのかなぁと思ってた。
そうしたら、一人席のおじさんが出て行った後、すかさずウロウロのおじさんが腰掛けた。

やっぱり、座る所探してたんだ。
でもね。
そのおじさん、何も頼んでいない。

ロンドンではよく見かけます。
何も頼まないで、座る、水だけもらう、他のお店のものを食べる、
そんなこと日常茶飯事なので、別に気にもしていませんでした。

そのおじさんと目が一瞬合いましたが、それだけ。

で、私、勉強してたんですね。
すると、お向かいの仲良く喋ってた娘さんが、急に怒り出したのが聞こえました。

『信じらんない!!!あなた向かいに座っていて、何も気がつかなかったの???』

お母さん(おばあちゃん?)に向かって、罵声を浴びせています。
ビックリして、顔をあげました。
買い物帰りだったのか、ものすごく楽しそうにお話していた最初の頃とは
全くがらりと変わったこの態度。

で、よくよく聞いてみると、
横に置いておいたカバンが無いというのです。

そう、置き引きです。

たぶん、私が目を合わせたウロウロしていたおじさんが犯人です。
娘さんは、彼を背にしていたので、気がつかず。
おばあちゃんは、お向かいにいても、全く気がつかなかったようです。

もちろん、そのおじさんは既に消えています。

「あなた、向かいで私と喋ってて、何も気がつかなかったの?!
どうしてくれるのよ!!財布も携帯も、全部入っているのよ!!
クレジットカードも、電話番号だって、全部なくなっちゃったじゃない!!
どうしてくれるのよ!!」

ものすごい剣幕で、娘さんはおばあちゃんに怒っています。

ちがうよ、どうして犯人を責めないで、おばあちゃんに怒るんだよ。。。

こういった場合、周りの人は自分に関係が無いから知らん振りです。
店員さんに話をしていましたが、警察に行ってください、と説明するだけ。

そう、ここはイギリス。
全ては自己責任です。

カバンに注意を向けていなかった、おしゃべりに夢中になっていた彼女の責任。

でも、私、迷いました。
『私、変な人見たよ』
言おうかどうか迷いました。

言いなさいよ、と思う人も多いかもしれませんが、
でもね、うろついていた変なおじさんがいた、すぐ背後に何も頼まず座っていた、
それだけでも、疑われて当然なのかもしれませんが、
私、そのおじさんが、カバンを盗んだ所も、いつ盗ったのかも見てないんですよ。

下手に刺激をして騒いでも、違う人の可能性もある。

見つかるなら、いくらでも協力はするけれど、『I'm not sure』なことは
私も責任が持てない。

あそこで、あの娘さんに「どんな人だったか見た?」と聞かれたら、
話したかもしれないけれど、何も聞かれなかったから、
自分から声をかけるようなことはあえてしなかった。

本当に気分が悪い。
盗られた人が一番悔しいだろう。
でも、おばあちゃんを責めることはおかど違い。

そして、それを目撃しても確証がないがために、
私には何もできないのかと、唇を噛んでいる自分にも腹が立つ。

一番悪いのは犯人だ。

犯罪を犯さなければ、盗まれてしまった娘さん、それを当たられてしまったおばあちゃん、
疑わしいと思うのに言えなかった私、少なくとも3人は嫌な思いをしないで済む。

人が一生懸命働いて得た金品を、なんにもしていない人が盗るというのは
どれだけ理不尽なことか。

置き引き、スリもそうだが、誘拐事件や殺人事件でも、私は思うことがある。

『犯人も悪いけれど、そうなる原因は被害者にもある』

これはいかがなものか。

確かに、被害者側にも落ち度があるかもしれない。
けれど、一番悪いのは、犯人だ。
落ち度にすかさず目をつけて、犯罪を犯す犯人が一番悪いでしょ??

なんだか、理解できないんだな、こういうのが。

自己責任の国、イギリス。
結局は、自分で自分の身を守るしか方法は無いのかもしれない。


話は戻るが、私は、あの容疑者のおじさんの顔をみればすぐにわかる。
覚えてる。
今度あのおじさんを見かけたら、一部始終、見ていてやろうと思う。

あと、事故現場、写真撮りました。
自分の身は自分で守れ!!_f0077414_244293.jpg

面白おかしく、撮ったわけではありません。
こういうところは、絶対に注意してもらいたいと思ったので、あえて撮りました。

手前が娘さんとおばあちゃんが座っていた席で、
すぐ後ろが、アヤシイおじさんが座っていました。
席のすぐ横、窓の下のところが、ちょうど良い荷物置き場になっていて、
そこにカバンを置き、後ろから、コッソリ持って行ったようです。

こういう場所は、ホント、注意してください。

特に、冬のヨーロッパ、安いので旅行の人も多いと思います。
たくさん買い物をして、どっさりこういうところに荷物を置いて、
おしゃべりに夢中になってしまうと、背後から誰か狙ってるかもしれません。

自分の身は、自分で守れ!!
by dazzling31 | 2007-12-10 02:49 | 爆クレーム
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&#9829 ロンドン滞在日記 &#9829     クレーマー(文句たれ)日記です。 勝手な主観ではございますが、楽しんでいただければ嬉しいです♪ ぜひ、コメントもお寄せくださいませ。

by dazzling31
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