ロンドンに来て、明らかに疑問なこと。
「モラルって何?国によって、人によって、こんなに違うの?」
先日、授業の途中でトイレに行こうとしたブラジル人がいた。
先生が、どうしたんだい?と聞くと、
「休み時間にトイレに行ったら混むから、今のうちに行っておく」というのだ。
ありえない話である。よくもまぁ、堂々と言えたもんだw
この時点で自分のことしか考えない発言をする習慣の国の人はもう私の中では
アウトなのである。
南米系というのは、そういった感覚の持ち主が多く存在する。
「私は課題をやり終えたから、用事があるから席はずすわね」というブラジル人、
イヤホンつけずに音楽を流し、「この曲いいでしょ?」と人の迷惑も気にしないペルー人、
自分が座りたい席に人がいれば平気でかばんを放り投げたりするコロンビア人など、
どーしても好きになれない人たちが80%以上を占めている。
アフリカ人も同じである。
教室で平気でハンバーガーやポテトを食べ、においを充満させたり、
必要以上の大きな声、授業中に携帯を鳴らすだけでなく、受けたりもする。
必要のないおしゃべりをずーっと一人で訴え続け、クチばかりのポーランド人。
時間にルーズで勝手なオーストラリア人。
こんな具合で、マイナス面を見れば芋づる式である。
だが、基本的にみんないい人である。
日本人的感覚を持っている私からすれば、こんにゃろーと思うことが
ぼろぼろと出てくるが、本人たちからしたら、
日本人って、神経質よね、ぐらいにしか思っていないであろう。それだけ、おおらかなのだ。
私は自分がいやな目に合わないと、人は嫌いにならない。
ペルーのバカ女のように、挑戦的な態度をされれば、徹底的に無視をする。
相手がどこの人だろうと関係ない。売られたケンカは倍にして返す主義である。
最近の私は、授業中でも英語で嫌味を飛ばすようになってきた。
そこで怖がるか、余計意地になるかは本人次第だが、
申し訳ないが、私は非常に子供なので、簡単には許さない。
存分に後悔してもらおうじゃないか、と、末恐ろしいことをさらっと言ったりする人間でもある。
ある意味、私も自己中心的な人物だろう。
だが、ルールは破らない。だって、決まりだもん。
「宿題、毎日やってきてえらいね」
やることをやらないで「できなかった」というのが嫌なだけだ。
「エッセイほめられてすごいね」
毎日練習した結果だ。やれば誰でも少しは上達するものだ。
「毎日学校に来ててえらいね」
くるのは当たり前だよね?だって、私留学中だもん。
私が守っているルールは、自分の中のモラルである。
たまには破ってもいいのかもしれない。
でも、癖になってそのうち破ることしかしなくなる自分の性格を知っている。
モラルって何だろう?
人によって、国によって多種多様化され、人種の坩堝と化しているロンドンで
モラルなんて存在するのか、疑問は深みにはまるばかりである。
そんななかで、いかに自分を見失わずに、「自由」を訴えるこの土地で生きていけるか、
なんだか、戦っているような気分にもなるのである。
自分のモラル、皆さんはもっていますか?そして、活用できていますか?