先日、お友達にもらった誕生日カードにこんなことが書いてありました。
「
これからは、もっと素敵なレディになってください♡」
皆さんは、もし、自分がこの言葉を言われたらどう感じますか?
「もっと素敵なレディになれるといいな」と、素直に思える方、ステキな方です!!
私は、ひねくれ者なので、これを素直に受け取れませんでした。
何が引っかかるって、「
これからは」この言葉。
じゃぁ、今までの私、というか、現在に至るまで、私は他人には素敵なレディと思われて
いなかったのか。
ここです、ポイントは。
「素敵なレディ」から、「もっと素敵なレディに」なってね、と言う意味だよ、と
おそらく友達も、周りも言うでしょう。
別に自分で「素敵なレディ」と思ったことは一度もありませんが、
人から「努力しなさいね」と、改めていわれる言葉なのか、っちゅー話です。
(言われるぐらいひどいのかもしれませんが。。。)
ハートマークつけりゃぁいいってもんじゃなかろうに。
私は、この友達のキャラクターも知っているし、癖も知っているので、とくに
責めたりとか、文句を言ったりとかはしません。が。
日本語というのは、一歩間違えれば、簡単に人を不快に出来る恐ろしさを持っているのです。
「がんばったけど、だめだった」
「だめだったけど、がんばった」
印象、がらっと違いませんか?
後にポジティブな言葉を持ってくるだけで、「よくやったね」というイメージ。
以前、某有名企業の会長さんとお話する機会があって、
その人は、いつも、「皆さんで食べてください」とたくさんのお菓子を持ってきてくれていました。
あるとき、そのお菓子現場に遭遇したとき、
私は丁重にお断りしました。(一応決まりでもらってはいけないことになっていた)
「お気持ちだけ、いただきます。ありがとうございます」と言うと、
「家内がね、皆さんに食べてもらうのが楽しみなんですよ。もらってやってくれませんか?」
参りました。
トップに立つ人というのは、こういう気が遣える人なのだと完全ノックアウトでした。
相手が断るのを知っていて、持ってきて、
そして、「せっかく買ってきたんだから」とか「もったいないし」とかではなく、
いわば、お願いするようにくださったのです。
私の「言葉の使い方」は、この会長さんから学んだといっても過言ではありません。
せっかく美しい言葉と言われる日本語を話せるのだから、
相手に思いやりのある表現をしていきたいなぁと思う、今日この頃です.